2023年11月24日
【役員研修】テンポスまもなく年商400億円に到達、幹部社員は頭を切り替えろ!!2023年11月23日、役員研修を行いました。 役員研修は、グループ会社11社の社長・幹部が集まり「人間をつくる」「成果を上げる」の観点から実践的な研修を行っています。今回、社長の森下は、戦略立案に関する重要なメッセージを伝えたのでした。
―社長 森下
テンポスグループは年商400億円を超える規模に成長してきた。幹部社員は、この規模になったことを理解し、それに見合った戦略を立てているか? 今までは前年比で10%や20%増などを目標にしてきたが、今後は前年の2倍、3倍の成長、そしてその目標を2~3年のスピード感を持って達成する目標と戦略を立てていってくれ。
テンポスは中古厨房業界では圧倒的シェア1位を保持しており、投資家からも高い評価を受けている。テンポスの業界での強さは明らかで、競合他社を圧倒している。例えば、家庭での朝食の減少により米の消費量が減り、和食器市場は縮小した。これにより客を奪い合い、多くの中小の食器屋が閉店に追い込まれた。生き残るために業務用食器に進出したがこれも失敗。テンポスがそれほどまでに影響力を持つ企業規模になった今、我々の一つ一つの施策は大きな結果・効果を生むようになってきた。だから「今年は前年からどれだけ増やそうか」といった小さな目標の中でやっていてはもったいない。バスターズの店舗を5年で2倍の120店舗にするという目標を立てているのは、それだけの高い目標をスピード感をもって実現できる規模になってきたからだ。
インターネット販売のテンポスドットコムは3年で3倍の年商100億円の目標を掲げている。テンポスバスターズとは異なり、出店数に比例して売り上げが上がるビジネスではないことから、この目標達成は簡単なことではない。その中で、テンポスドットコムは飲食店経営に役立つ情報を提供することで、物販の売上を伸ばす戦略でやっていく。
このように子会社の幹部は、テンポスグループの企業規模を理解し、戦略立案において従来の前年比の増加ではなく、何倍の成長を目指すかという観点で目標を掲げ、実行していってくれ。
再生ファンド、テンポスの新しい高収益事業モデル
テンポスは厨房の買取をしていることから閉店する飲食店の情報が入ってきます。閉店する飲食店オーナーの中には、泣く泣く閉店したけれども、資金とチャンスがあれば再び店を経営したい方が多数いらっしゃいます。そこで、閉店案件の中で良い物件が出た際は、その物件をテンポスが契約し、もう一度店を経営したい飲食店オーナーに業務委託します。ただ単に店を任せるのではなく、経営がうまくいくように、オーナー向けに研修を繰り返し行っていきます。
テンポスは9月に年商70億の(株)ヤマトをM&Aしたことで、売上100億円規模のM&A情報が入るようになってきました。(株)ヤマトと(株)あさくまの年商は同規模のため、仮に今ヤマトが上場した場合、あさくまと同じ時価総額100億円になることが見込まれます。すると、買収金額と時価総額の差は㊙㊙億円となりますので、ヤマトM&Aによりテンポスの純資産は何十億と増えた計算になります。
これをビジネスでも展開していきます。
通常のファンド会社は経営改革と資金支援に重点を置きますが、テンポスは業務委託の店舗運営で鍛え上げられた人材を10人、20人と送り込みます。これにより経営と店舗の改革を同時に実施していきます。その結果、仮に10億で買収した企業を再建し100億円で売却できれば、90億円の利益を稼ぐことができ、これが5社になれば450億円の利益です。今までの中古厨房のビジネスとは桁違いの利益を生み出す高収益事業が、この再生ファンド事業なのです。楽しみにしていてください。
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