2023年05月15日

全国店長会議|テンポスグループの【新】成長戦略を社長が語る!

 2022年度の振り返りと成長戦略を社員向けに伝えるテンポスバスターズ「全国店長会議」を開催しました。実はテンポス、年明けから「不動産紹介事業」「業務委託店事業」「インバウンド向けWEBサイト立ち上げ」「社食サービス」等、新しい事業の準備を進めているんです。ドクターテンポス事業だけで既にヒィヒィ言っている社員に、社長の森下は容赦なく試練を与えてゆきます!
本記事では、これらの新規事業の狙いや戦略についてご紹介します。

全国店長会議

不動産紹介事業で客単価25万円を400万円にする

―森下
森下会長

何度もこの話をしているが、テンポスバスターズに来店するお客様の8割は既に内装・厨房が決まっている。決まっている時点で、我々が一生懸命、厨房一式を提案しても、買ってくれるのは一部の商品だけだ。総合受注を獲得するには、開業の早い段階からお客様に接する必要がある。
そこで2023年1月から取り組んでいるのが不動産紹介事業だ。物件を集める方法は2つ。一つは、地元の不動産屋に何回も電話して物件を集める。もう一つは、閉店する飲食店から物件情報を集める方法だ。後者は中古事業部のバイヤー(買取担当)が集めている。閉店情報から物件化できれば、これは不動産業界では流通していない、テンポス独自の不動産情報という強みになる。こういう情報をたくさん持つことで、テンポスが紹介する物件の価値が高まっていく。
一方で出店したい人も集める。現在、来店客に声を掛けて1500件の登録が集まった。今期はこの登録者数を1万店に増やしながら、内見を増やし、成約を増やす。
物件探しからお客様を応援することができれば、今くすぶっている新店オープンの客単価は、あっというまに400万円になるだろう。

図1

不動産紹介事業の先には、数百億円の利益を生み出す“テンポス再生ファンド”に繋がる

 不動産紹介事業を単なる紹介事業で終わらせてはもったいない。もし物件を集める中で、良い物件がでた時は、テンポスが物件を借りて業務委託で運営する。現在、中古事業部が閉店する飲食店オーナーに「テンポスが持っている店舗で業務委託で店をもう一度やってみませんか?」と聞くと、この2か月だけで149人が「やってみたい」という反応だった。2か月で149名のやりたい人がいるなら、1年間で1000人近くの業務委託の希望者リストができあがる。仮に月商400万円の業務委託店舗を100店舗出せば、年間480億円の売上がテンポスの売上になる。これくらい大胆な事業を進めていく。
 さらに、ゆくゆくは、テンポスがM&Aした飲食企業に、業務委託店舗で鍛え上げた飲食店オーナーを一気に送り込み、経営再建したうえで売却する「テンポス再生ファンド事業」をやっていく。10億で買収した企業を再建し100億円で売却すれば、90億円の利益。これが5社になれば450億円の利益になる。普通のファンド会社は、経営層を入れ替える程度だが、テンポスは鍛えられた飲食店店長と経営層の両方を送り込むができるという点で、他社のファンド会社がやらない再生ファンドをやる。

図1

ドクターテンポス第2ステージへ

 現在の「ドクターテンポス」は、ホームページ作成をはじめ、飲食店の悩みに合わせたサービスは提供できるようになった。しかし総合的な支援はまだできていない。また、提供しているサービスの多くは他社サービスで、自社サービスが育っていないという現状だ。
これらの課題を解消する取り組みの一つとして、準備しているのが「テンポススター」と「社食」の立ち上げだ。
まず「テンポススター」についてだが、昨年から訪日旅行客数が急速に回復している。すると、1回目の旅行では有名な飲食店を回るが、日本への旅行が2回目、3回目となれば、日本人が普段使いしているような“地元の飲食店に行きたい”という需要は必ず増えるだろう。その時に「テンポススター」の出番だ。日本全国の中小飲食店情報が載っていている、インバウンド向け飲食店情報サイトを作っていく。格付診断士とは“飲食店を客観的に診ることができる人”の基準をクリアした人達だ。その人たちの評価があることで、外国人旅行客は安心して店選びができる。診断士を育てるのもテンポスの仕事だからね。もちろん、テンポススターに掲載する飲食店の外国人受け入れ対策も、我々がドクターとして支援していく。
「社食」においては、現状の他社の社食サービスは利用できる店は大手チェーン店ばかりで、エリアによっては利用できる店がほとんどない。その点、テンポスの「社食」は日本全国の中小飲食店の10万店の登録を獲得し、「社食(ランチ)」として利用できるサービスを作り上げていく。
このようにして、今までのドクターサービスの紹介事業を「ドクターテンポス 第1ステージ」とするならば、今後はテンポスがBtoCサービスを運用し、飲食店にお客を送り込む、つまり飲食店の集客支援に直接貢献する「ドクターサービス 第2ステージ」へと変わっていく。

おわりに

このようにテンポスグループでは「テンポススター」「社食」「業務委託」「テンポス再生ファンド」と様々な構想が進んでいます。
最初は社員も「テンポススターっていうのが始まるんだ~」くらいに思っていたものが、社長が何かあるごとに、いろんな部署に構想の話をしまくっているため、だんだんと現実味を帯びてきた、今日この頃です。
昨年と今年でガラリと変わる一年になる予感!テンポスグループの変化にご期待ください。

広報 乙丸
乙丸

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