仕事への姿勢
お客様は喜んでくれたか
市場競争で生き抜くには、お客様に喜ばれる商品を作り続けなければなりません。喜ばれる商品が提供できれば売上はあがり、できなければ売上は下がる、単純な話です。しかし、この “お客様が喜ぶもの”を探し当てるのが難しいのです。
仮に100人に「何があると嬉しいですか?」と聞いても、回答はバラバラですし、お客様自身も何を求めているか分かりません。そのため、お客様の声をヒントにしながら、本当に求めているものを見つけだしていく姿勢が大切なのです。
できるようになったか
知識を身につけても、実際に使わなければ意味がありません。冷蔵庫の勉強会で、メーカーが教える内容は「冷媒のしくみ」などですが、こんな事をお客様から質問された事が一度でもありましたか。これこそ無駄な勉強です。
それよりもお客様に良く質問される項目20問に答えられる様にすることが訓練です。知識2割の訓練8割。これが「テンポス」の教育です。
価値ある人生を送るために、今日一日をどう過ごすか
人生を過ごす上で大切なことは、「志」を持つことです。「日本一の営業マンになる」、そんな志があってはじめて目標が決まります。
目標には、いつまでにそれを達成するという期日(日付)を入れます。そして、その目標に向かって仕事でも人間関係でも積み上げていくことが大切です。毎日同じように指示されたことをその通りにやるのでは、一日を塀の中で過ごす生活と同じようなものです。
自分の志があって、自分で決めた目標に向かって仕事をして、今日何をするかを考えて行動すること。これが価値ある人生に繋がるのです。
決めた目標は書きだしておく
決めた目標は紙に書き出しておきます。仕事の目標なら、売上や役職などを目標に設定するのも良いでしょう。「家族を幸せにする」が目標なら、どんな状態が幸せか、いつまでにその状態にするかを明確に書き出します。期日は目標のレベルに合わせて1年、3年、5カ年計画で設定します。
そして、目標を達成するために、継続すること、工夫改善することが大切です。
本物になりたいなら、努力を怠ってはいけません。
努力したって成果が出るとは限らないが、それでも努力する
一生懸命頑張ったからと言って売り上げが上がるとは限りません。「今月はこうしよう」「来月はこうしてみよう」と、試行錯誤を繰り返して、やっと見つけたと思った“お客様が喜ぶこと”を実践しても成果が出ないこともあります。
努力は報われない場合の方が多いですが、だからといって、努力を続けなければ目標を達成することはできません。
貧乏を批判的に考えるか、貧乏をバネに頑張るか
もっと生活を良くしたい、もっといい人生を過ごしたいと思っている人の中には、「政治が悪い」「景気が悪い」「ろくな社員がいない」等、人のせいにするようなことを言う人がいます。しかし、文句を言えば生活が良くなるわけではありません。
もっといい人生を過ごしたいと思うなら、批判をする前に、今日一日を充実させるために何ができるかを考えていきましょう。