テンポス精神 ~高齢者編13ヶ条~
最年長川崎店矢口さんに比べたら、65歳までは小娘小僧。わかったふり、知ったかぶりは間違いのもと。
老眼になったがよく見えるようになってきたものがある。若者よ、いろんなものが落ちてるぞ。それを拾っていくことを考えてると、楽しいぞ。まだまだ俺も退かないぞ。
永遠の休憩までは「疲れた、休む」はまだ言うな!そこでやめるな、まだあるよ!来る日はいつも新しい。今日より明日はおもしろい。もっとでしゃばれパラダイス。
「店内小走り」健康の為。「荷運び、陳列」健康の為。「大声挨拶」健康の為。坂道を下り始めて早数年。階段を上ってるつもりでやっと現状維持。下手すると上ってるつもりでも傍から見ればずるずる後退。ちょっとの油断が命取り。だからちょっとの辛い作業は全て自分の為。
多くの経験、長い人生で見てきたものは若者どもには負けはしない。良い商品の見分け方、怒った客に慌てる店員、言っても聞かない店員をもてあます店長、なんだって経験済み。さあ、あなたの出番。
自分で選んだこの仕事、気遣いなどして欲しくない。遠慮せずどんどん仕事を回してくれ。その代わり、俺の倅と思って正しく、厳しく育てていくから心しておけ。
働ける自分の健康にまず感謝。働ける環境にまず感謝。そして働ける場所があることに感謝。最終列車に乗れたんだから次は無いと思えば何でもできる。
我々の役目はいくつになっても働けることを世の中に証明すること。我々の働きが、世間のパラダイス年代の働く場を生み出す。そりゃ辛いこともあるでしょうが、そこが力の見せ所。"若い者には負けない"と同じ勝負を挑むのは無理。若い者には出来ないことを我々の土俵で見せ付けてやろう。
勉強は学校だけではない。人生勉強(頭を使う)しないとボケてしまう。今の世代についてゆけるための訓練でもある。あれはできない、これは出来ないでは話が進まない。PCだろうが新しい機械だろうがあらゆるものに挑戦する意欲を持とう。
トイレ掃除、どぶ掃除...汚いところの掃除から、若者たちに身を持って教えてやれ。これから入社してくる高年齢者の模範となれる為にも。働いた結果が利益に結びついてこそ本物。
廃棄の山の中からパラダイスの知恵で生きた商品に修理・再生、このお宝が売れた時の味は格別。
発見・創意工夫はパラダイスの得意技、昨日より今日、今日より明日と進化の日々。明日は何をするかを考えると楽しくなる。作戦と創意工夫でますます能率が上がる。
物事に鈍(運・鈍・根の)になれ!ただし、世の中の流れは良く見、常に把握しておけ。細かいことにくよくよせず、大局を掴むよう努力しよう。