従業員の叫び
出る杭は打たれる

大手を蹴って入社!挑戦を続ける期待の若手デザイナー

テンポスドットコムWebデザイナー花村紘弥の就職活動は順調だった。
銀行、信販、大手通信会社から内定をもらうことができた。
商学部で経営学を学んでいた花村はなぜWebデザイナーの道へ進んだのか。

「自分のやりたい仕事がまだ定まっていなかったので、とにかく大手で安定志向みたいな(笑)周りの友達もみんな同じ考えでしたね。先輩から面接で印象を良くする方法や、具体的な受け答えを教えてもらってその通りにやっていました。」

だけど面接官に取り繕った姿を見透かされているように感じた。本当の自分じゃない。このままでいいのだろうか。改めて自分のやりたい事は何だろうと考えた。

「実は大学時代に友達とネットショップをやっていて、海外では流行っているけどまだ日本では販売されていない商品を探して、eBayで仕入れて販売していたんです。
商品の写真やキャッチコピー、ページデザインすべて自分で考えた。すごく売れるときもあれば売れない時もある。もっと売るにはどうすればいいのかを考えながらWebページを作るのはとにかく楽しかったです。自分のデザイン次第でダイレクトに売上に反映されますから。」

ダブルスクールでWebデザイン専門学校に通い、猛勉強した。授業の一環でWeb制作会社に1か月働いている時に勧められたのがテンポスだった。
テンポスのWebページを見て自分の経験を生かしてもっと売上を伸ばしてみたい、やってみたいと思った。当時テンポスのWeb戦略室は5人、少数精鋭なら自分のやりたい事がすぐに形にできるのではないか。

「実は内定式には他の企業にも出ていました。大手通信会社とテンポス、なかなか決められなかったんです。」

大手通信会社はきれいなオフィス、福利厚生もきっちりしている。企画はやらせてもらえそうだが、自由にできる雰囲気はない。
一方テンポスは面接に通されたのはクーラーも効いていない、薄暗い部屋。
でも面接のとき、この人が上司だったらいいなという人に出会えたし、ここでなら自分の立てた企画をどんどん任せてもらえそう。実家の梅干し会社の通販も手伝えるかな、なんてことも考えていた。

「安定を取るか、挑戦するか。悩んでいた時にテンポス十七か条を知りました。なんだか今風じゃないなと思いつつ、その中でイテテの法則に目が止まりました。」

テンポス精神十七か条 「第十二条 いてての法則」

従業員に前屈をさせて、手のひらを床に着けさせてみろ。「いてて」と言いながらも練習を続けていると、「いてて」の位置がだんだん下がってくる。そしていずれは全員が手の平を床に着けられるようになるものだ。つまり個人により現状のレベルが違っていてもそれぞれが「いてて」の位置で努力すれば、いずれは目標到達出来るものである。自分の仕事上の「いてて」の位置を見つけろ。無理だよ、やり方が分かりません、やった事がありません、全て「いてて」の位置である。途方に暮れて逃げ出したくなる時が「いてて」の位置だ。

やっと「いてて」の位置まできたのに、そこであきらめたら今までの努力は何だったんだ。ここでやめて凡人は消えていく。抜きん出る為にはもう一回やってみよう。

「いてて」の位置にある仕事に取り組んだ時、初めて能力のアップになる。おじぎを毎日100回やっても1年後に床に手が着くようにはならない。

自分の限界は自分で決めるな。幼いころからサッカーに明け暮れた日々を思い出した。
周りは上手い人ばかりだった。
実はめちゃくちゃ負けず嫌い、だから死ぬほど練習した。
中学を卒業するころには誰よりもサッカーがうまくなっていた。大手を蹴って入社!

「Webデザイナーとしてとことん努力できるところでやっていこう。本当の自分を取り戻した瞬間だったと思います。
学生時代はあまり発言する方じゃなかったけど、今は会議でもどんどん自分の意見を言います。
やりたい事ができているからこそアイディアが出てくるので、安定を求めて他に行っていたらきっとこうはならなかったですね。就職活動で悩んだ時に立ち止まらず、チャレンジを続けて本当に良かったです。」

現在花村はテンポスドットコムの厨房機器の販売を担当している。
当面の目標は冷凍ストッカーを単月1000台突破させることだ。
目標達成に向けて日々努力を続けている。

株式会社テンポスドットコム
https://www.tenpos.com/