ベンチャーテンポス2018年5月21日
激戦区を勝ち抜く!新規開業者獲得へ走り出したドクターテンポスドクターテンポスを事業として確立するための最重要項目の1つが飲食店新規開業者の獲得です。厨房機器・備品の購入金額が平均予算300万円といわれる新規開業者を捕え、顧客にすれば大きな収益となります。
しかしテンポスではこれまで新規開業者のお客様がいったいどれだけ来店し、売上のシェアを占めているのか捉えられていませんでした。そこで、2018年1月から新規開業者の来店数・売上額の集計と、新規開業者の獲得の切り口として「顧客満足」「販促」「人材」をテーマにした無料3サービスの提供を開始しました。そのサービス獲得経過を実例とともにご紹介致します。
まずは、お客様が新規開業なのか、それとも既存店の方なのか、接客の際にヒアリングを始めました。すると、12,000件の新規開業者がテンポスに来店していることが分かりました。また、その方たちの平均客単価が25万円であり、冒頭でお伝えした新規開業者の平均予算300万円を取り込むことができれば大きな市場獲得となるでしょう。
さらに分析すると、店舗(全国58店)により新規開業者の売上、客単価大きく差が出ていることが分かりました。 例えば、テンポス長崎店では既に地元で定着している厨房機器の競合店の影響で新規開業者の客単価は9万円と伸び悩んでいました。つまり、新規開業者は他社で厨房機器を購入し、足りない調理道具や備品だけをテンポスに買いに来店されるという状況だということです。
そんな課題に対して長崎店では、1月から新規開業者向けの無料の3サービスの獲得に、どの店舗よりも力を入れています。他のテンポスに比べ小型の店舗であるものの、4月の無料3サービスの獲得数は全国4位、サービスの一つである「覆面調査」に至っては累計数1位と着実に数字を伸ばしています。
岡野店長に好調の要因について伺いました。「覆面調査の獲得においては、サービス開始当初に県内で9店舗出店している経営者様から申し込みを頂きました。地元の有名店から好評価を頂いたという実績は他のお客様に信憑性を与え、その後のサービスご案内の際に良い影響をもたらしています。また、女性パート従業員に実際に覆面調査に行ってもらい、体験したメリットを電話営業で伝えるといった取り組みもしています。自信を持って提案ができるのでお客様からの信頼を得やすくなり効果的にサービス獲得に繋がりました。」
無料サービスをきっかけに地元の元気な飲食店を顧客にし、今後の新規出店ではテンポスで一式購入して頂くという新たな販路を見出しているようです。
大きな潜在予算をもつ新規開業者の取込みはドクターテンポスの事業拡大への必須事項です。
1月~4月末までの3つのサービス獲得結果は覆面調査113件、テンポスジョブ1,044件、ホームページ作成1,103件です。
項目ごとの成功事例を共有し、全体での獲得数向上を目指してまいります。
ドクターの無料3サービスが今後どう新規開業者に影響を与えていくのか、随時発信してまいりますのでどうぞご期待ください。