お知らせ2017年6月26日
テンポス/プレス この人に聞け!VOL.01テンポスグループのWEB事業部門を担う株式会社
テンポスドットコムの品川絵美統括マネージャーに
彼女の原点とこれからの展望を語ってもらった。
第1回は、生い立ちからテンポスグループ入社にいたる 彼女の歩みをたどってみる。
■ 理不尽なことは下唇を噛めば大抵大丈夫
物心がついた頃には二歳下に弟がいて、小学生の時に九歳下の弟が生まれました。そんなわけで、いつも「お姉ちゃんなんやから」と言われながら育てられてきたんです。弟はいたずらが大好きで大好きで、でも怒られるのは大抵自分、理不尽さに下唇を噛みながらも、男兄弟に囲まれた女子の運命かと思っているうちに段々慣れていきました。笑えば大抵のことは忘れてしまいますし、でもまたそれで怒られるんですけど(笑)。
■ 早く「仕事」がしたい!
休みの日の楽しみは、事業主だった祖父と過ごす時間でした。日経新聞の株式一覧に祖父からもらったリストを見ながら赤鉛筆で印をつけていったり、伝票を仕分けしたり、商談の席で聞き耳を立てながら作文や絵を描いて過ごす。幼心に仕事ってよっぽど面白いんだろうなという印象を持つようになりました。「仕事」のイメージというのが、大人になったら入れる「夢の遊園地」だったんです。
■ 私は、生きてていいのだろうか...思い悩んだ思春期。
だんだん大きくなるにつれて悩みごとができたりして「私は生きている価値があるんだろうか」などと考えるようになりました。今思えば価値があるとかないとかじゃないよねって言ってあげられるんだけど、その頃の自分にとっては大問題だったんです。
高校生の頃には女子ハンドボール部のマネージャーをやっていた時期がありました。もちろん女性ばっかり、先輩も怖かったし派閥もあるし、でも試合の時には小銭を入れたペットボトルを一生懸命叩いて応援しました。選手がケガをしたら消毒液を持ってコートの中を走ります。少しでも喜んでもらえたり笑顔になってくれるのがすごく嬉しくて、みんなが気持ちよく練習できるには自分は何をすればいいのかいつも考えていました。それが自分の幸福や生きている価値へと繋がっていることを知ることができ、すごく良い経験となりました。
その後、デッサン教室に通うようになり、デザインを学びたくて美大への進学を決めました。1回生の時に縁あって違う芸術大学にいた今の主人と出会います。当時私は丸坊主だったんですが、よくこんな女子を好きになってくれたなと感心します。彼のデッサンを見て衝撃を受け、自分でデザインするより良いものを多くの人に伝える役割の方が、私には向いているんじゃないか、と生き方を方向転換させました。
それからはアルバイトでも社員でもお客様に接する仕事を選んできました。通販関連の仕事を始めたきっかけは、顔が見えないお取引で顔が見える接客以上のことをしたい!と考えたからです。早いものでネット通販に携わってから12年経ちました。
次回はテンポスグループ入社後にさらに深まった
仕事への関わりと将来の展望について語ってもらう。