全社員へ2024年09月17日
現代社会に於ける強み。飽きっぽいのと無計画人の身体の仕組みとホメオスタシス
38億年かけて生命連鎖の中で作られた機能が、「ホメオスタシス」という、恒常性を維持する仕組みである。
ホメオスタシス機能があったから、生物は何億年も、次の世代に命を連鎖出来てきた。
ホメオスタシスの働きは、周りの環境が変化した時に、身体の中では、今まで通りに機能できる様に対応している事で、暑くなり汗を出して体温を調節したり、寒くなると毛穴を閉じて熱が逃げない様にする。
暗いとこに行くと、瞳孔が開いて目が慣れてくる
騒音の激しいところにいると、耳が遠くなり、やかましく感じなくなる。
我々の遺伝子は環境の変化に合わせて、身体を一定にするように出来ている。
今まで通りを保てる様になっている。
ところがこの200年前に起こった「産業革命」と言う大変化は、人間のホメオスタシスを真っ向から否定する社会の仕組みである。
真面目にコツコツ、今まで通り(ホメオスタシス)を100万年、1000万年やってきた我々に、「市場競争社会」で生きていかなくてはならない環境に追い込むことになった。
市場競争は、マーケットの変化に合わせて、自分やり方を変えることで、百年前の変化のスピードと今では、目まぐるしい速さで変化しなければ生き残れなくなっている。
人間の身体も精神も、変化させないように、恒常性(ホメオスタシス)を保つ様になっているのだから、普通の人は、サラリーマンであれ、事業家であれ、変化させる事は出来ないと言うくらいに、慣れてないのである。
人間という生物の中で、出来そこないの変種「飽きっぽい、臨機応変」こそが、市場競争社会で生きていく大事な要件である。
いみじくも「ドラッカー」は言う
顧客の求めている物を見つけて提供しなくてはならぬ。
然も顧客の求めるものは、もの凄いスピードで変化する。
それを探り、商品として提供するのである。
市場競争社会では、「真面目にコツコツ、今まで通り」ではいけません。
「飽きっぽくて、臨機応変」にしなさいよ。
勉強の出来る「優等生」は絶滅します。
森下 篤史