飲食店プロデューサー

家具業界に「テンポス」の名を広めていく

2017年 新卒入社
(株)テンポスバスターズ

有阪 圭司

社内報2021年2月号

店長1年目のときは最悪でした。見込みフォローができない、打つ手が少ない。私が店長になって店舗の売り上げはどんどん下がっていきました。焦っていました。何とかしたいと思っても方法が思い浮かばない・・・。月末になると販売員さんに「今月、あといくらいけますか」、と売上は販売員さん頼りだったんです。

私は高崎センター(総合館)から川口B館(家具専門館)に異動して店長になったわけですが、何が足りないかって、まず自分の知識が圧倒的にたりないと思いました。
そのため先輩方にたくさん教えていただき、家具の配置の提案や、見込みから受注につなげるクロージングを学んでいきました。そうやって少しずつ“家具の売り方”を身につけていきました。

テンポス川口B館に足りなかったもの

自分にも少し自信がついてくると、次にやるべきことは店舗の業績回復です。そんなある日、商品部の桜井さん(家具部門担当)にお店を見てもらっていたときに指摘されました。

「売れ筋がそろっていないね」と。

そこで「20脚以上揃っている中古椅子を50種類集める」と決めて中古家具を強化する目標をたてました。買取センターの根本課長に相談し、もし買取に迷ったら連絡をいただき、買取金額を上げても買い取って欲しいとお願いするなど、密に連絡を取り合いました。他にも新宿店から商品を譲ってもらう等して売れ筋商品を増やしていきました。

売れ筋が増えてくると、今まで何も購入されずに帰られていたお客様が見込みとなり、だんだんと数字につながっていきました。売れ筋を豊富に揃える。これで中古家具の売上がかなり伸びました。結果的に、店舗の売上も2倍になったんです。

テンポス川口B館は本物のイス・テーブル専門館になる

今後何をするか。それは飲食店さん以外の販売先を広げていくことです。内装屋さん、家具のインターネット販売会社さんに、中古家具やテンポスのオリジナル家具を販売してもらえるよう営業をかけています。

実際にインターネット販売している会社さんに直接お話を聞くと、「テンポスは在庫を持っているので、お客様にすぐにお届けができるところが良い」と、良い反応を頂いています。あとは、テンポスオリジナルの良さをいかに知ってもらえるか、それが商談がうまくいく肝だとおもっています。

まだまだ課題は山積みですが、一つずつ積み上げていきたいです。余談ですが、いろんな家具販売店さんに営業していると、家具業界の裏話を聞けるので、そういうところも仕事って面白いなと思います。