ベンチャーテンポス2019年5月29日
リーダーは、ごまかしてはいけない、自分の気持ちに負けてはいけない。リーダーは、ごまかしてはいけない、自分の気持ちに負けてはいけない。
テンポスでは月に1度、グループ会社の幹部を集め「役員研修」を開催しています。弊社代表の森下は「リーダーは真面目に一生懸命働く人であり、成果を上げることができる人。一方で成果だけではなく、徳を積み人格を高めていくことがリーダーには必要だ。」と話します。そのため、役員研修では、「成果を上げる」という観点と「人格を高める」という観点から出される事前課題をもとに、グループディスカッションで学びを深めていく研修です。5月25日に行った役員研修の内容を一部ご紹介します。
―森下
ここにいる皆(経営幹部)に伝えておきたいのは、テンポスで働く経営者とはどんな人間か、生き方をするかということだ。上場をして大金を手に入れてガタガタになった人がたくさんいる。そうならないために“どう生きるか”は重要なテーマである。
【テンポスの経営者として求められること】
- 一所懸命働く人(ひたむきでなければならない)
- 人の役に立つ 社会の・国の役に立つ人
- 志 創意工夫する人
(志とは、自分の人生・自分の会社をどうするか)
まず一生懸命働いて自分の能力を上げて収入や地位を上げたら、次はそれが役に立つのか、競争社会で勝てるのか、競争会社と比べて、効果のある努力をしているか今一度考えて欲しい。利益も出てないのに地球環境を心配する必要はない。 テンポスの経営者の要素として『志 創意工夫する人』を挙げたが、志と目標の違いについて話しておきたい。志と目標の違いは期日や根拠があるかないかであり、業務分解のない目標は「夢・志」である。
■質問
―品川(フードプレイス社長)
最近、「成功のために〇〇を犠牲にする」と言うのを肯定する人がいたり、肯定するような記事を見かけるたびに疑問に思っています。私は、家族を犠牲にしているとか、何かを犠牲にしていると考えたことがありません。犠牲にしていると考える人に対してどのように伝えたらよいでしょうか。
―森下 自分が選んでいる道に犠牲など何もない。ハーゲンダッツを4つ食べたいなら、食べればいいじゃないか。自分の選んだ道、目標に向かって進むために家族にもしっかり納得して協力してもらう。「犠牲」と言う言葉を使うのは、応援してくれている人の気持ちを汚しているということになると伝えなさい。
テンポス精神第10条の解釈。リーダーのあるべき姿
テンポス精神第10条:リーダーシップ『自分の気持ちの優先パートⅡ』
https://www.tenpos.co.jp/company/idea/spirit.html
自分の店に「頼みにくい」「使いにくい」部下がいたら、何をやらせるにも、まずその部下にやらせろ。そして言え「おれはお前が苦手だ。お前には命令が出しにくい。命令を出さなければおれの負けだ。申し訳ないが、自分に負けたくないので真っ先に命令する」と。 事例2 上級難度(事例1は省略) 何度も訪問したが、なかなか解決できないクレーム客から忙しいさなかに電話があった。 「副店長、悪いが正直屋食堂に俺のかわりにすぐに行ってくれ」店長が忙しいのは誰でもわかっているが、正直屋食堂に行きたくないんだなぁっということはもっと全員がわかっている。ごまかしてもみえみえである。1回でもそういうところが見えてしまうと全く信用してもらえない。むしろ「1人じゃ行くのが嫌だから、副店長一緒に行ってくれない?」と言うほうが店員はよっぽど救われる。
―森下 リーダーに弱い気持ちがあるのはいい、ごめんと開き直って、ケツの穴を見られたっていい。でも、上手く言って逃げること、ごまかすことはやってはいけない。周りの人には見えている。上手く言って逃げる人やごまかす人は、自分の価値を下げることになる。
以上
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