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立地調査のポイント

2017年03月06日


立地選びのポイントは業種業態に適しているかどうかです。
ただ漠然と人通りが多い、駅に近いなどの条件で決めてはいけません。

今回は商圏と動線についてまとめました。



広域的視点



立地を決める際には、広域的視点からエリアを
絞った視点でその商圏に関してなるべく詳しく
条件調査を行います。大切なのはその場所の
土地柄をきっちりと把握することです。


将来の変化を予測しつつ人口・年齢・男女比、
生活水準・職業・構成飲食店の数や分布状態を
区役所、市役所などで調べてみましょう。


調査統計課の人口統計を利用して商圏内の、
種類別世帯数を調べ、年齢別構成をみて
ターゲットのおよその数をチェックすることも必要です。


エリアの絞り込み



広域の調査の結果から適切な商圏エリアを決定した後、
競合店調査や来街者調査など絞り込んでの綿密な
調査を行いましょう。


商圏エリア内の競合店のメニュー、価格は、
営業時間、客層のデータを可能な限り集めましょう。

競合店は自分の店の鏡です。その特色を知れば、
自分の店でやるべき事が明確に見えてきます。


周辺施設と店舗の位置関係は?動線を考える



お客様の来店は大きく2つに分けられます。

①目的来店(そのお店に行くことが主目的で来店)
②衝動来店(他に目的があり、そのついでに来店)

そのため、駅やバス停からの動線・距離を調べて、
ついでの来店数を増やすのも重要です。

チェックポイントを2つご紹介したいと思います。



■①ポテンシャルクラスター(PC)
高層住宅街や公団住宅街、工場や倉庫など、
人が密集する場所のことを、PC(ポテンシャルクラスター)と言います。

商圏の中でも重要な場所であり、PCが商圏内に
ある場合、店舗へのアクセスがしやすく、
集客につながりやすいと言えるでしょう。


■②トラフィックジェネレーター(TG)
人は、日常の生活の中で何らかの交通手段を用いているため、
必ずそれらを結ぶ核となる場所が存在しています。

電車を使う場合は駅、自家用車なら大型交差点が
トラフィックジェネレーターに該当します。

TGとTGを結ぶ動線上に出店できれば、
集客の期待値も高いです。

しかし、どんなに乗降客数が多い駅(TG)でも、
駅の出口が多いほど、早い段階で、人々の流れが
分散してしうので注意が必要です。


まとめ



商圏調査では、主に次のようなところをチェックしましょう。

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①人口特性調査

②交通量・通行量調査

③立地調査

④施設調査

⑤動線調査
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お店のターゲットに合う人は住んでいるか?
競合店の状況はどうか?
人の流れはどうか?


商圏や動線を確認しながら、立地を決めて
頂けたらと思います。



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