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新規開業への道~テーブル・椅子選び編~

2017年02月06日


お店の雰囲気を決める、家具選びはワクワクしますよね。

しかし、家具はお店の雰囲気だけでなく、

“居心地”の良さや“回転率”を左右する

大切な要素でもあります。


そこで、今回はテーブル・椅子選びのポイントについてです。



サイズ選びのポイント



売上目標や坪数から、必要な客席数を考える方も多いでしょう。


しかし、皿の大きさや、通路幅、お客様同士の

椅子と椅子の距離を考慮しながら、椅子・テーブルの

サイズを決めると良いです。



ドリンク中心のカフェ業態であれば、

450㎜×奥行500㎜のテーブルの

広さで充分かもしれません。


しかし、ドリンクの他に、ピザや

パスタを出すという場合は、500×500以上

テーブルを選んだ方が良いですね。



また、フレンチやイタリアンでは、丸皿を多く

使うかと思います。丸皿の場合、角皿で

提供するよりも皿と皿の間に空間のロス

出来てしまいます。


そのため、650×750㎜のゆったりとした

広さのテーブルを選ぶと良いでしょう。

 


↓↓↓↓角テーブルの業態別の目安のサイズ(2人席)


カフェ・・・500(幅)×500(奥行)~

居酒屋・・・600×650600×700

レストラン・・・650×700650×750



 

■椅子とテーブルの高さ



一般的に、各メーカーのテーブルの高さは

700730㎜、椅子のシートハイ*1

450㎜前後を取り揃えています。


そのため、椅子とテーブルの間の間隔は、

250300㎜は確保されるようになっています。


しかし、650㎜の低めのテーブルや、

750㎜の高めのテーブルは、「食事がしづらい」

「狭くて足が組めない」という不満を感じる方もいます。


テーブルと椅子の高さのバランスを

きちんと確認しておきましょう。


1:シートハイ・・・床から座面(座る部分)までの高さ



■回転率について


ゆっくりと食事を楽しんでもらいたい時は、

幅と奥行きが広いソファー椅子や肘突きの

椅子を選ぶと良いです。


反対に、パッと飲んで帰れるようなお店に

したい場合は、回転率を上げるために、

あえて椅子の座面にシート(クッション)を

張らないという手もあります。




■素材選びのポイント



飲食店でよく使われるテーブルの素材は、次の4つです。

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①メラミン化粧板、②天然木突板(ツキイタ)、③集成材、④人工大理石

------------------


その中でも、メラミン化粧板は飲食店の70%が

導入していると言われています。


表面の強度が強いため、傷がつきにくく、耐水性、

耐熱性にも優れているからです。値段もお手頃です。


最近では、「指紋レスメラミン化粧板」が人気を

集めています。通常のメラミン化粧板の価格と

ほとんど変わらないのは嬉しいですね。



メラミン化粧板の次に、飲食店で多く使われて

いるのが、天然木突板(ツキイタ)です。


本物の木を薄くスライスして合板に貼り付けているため、

天然木の雰囲気がよく表現されています。


無印良品でよく聞く、「オーク」「ウォールナット」

という木材を使った、天然木突板(ツキイタ)は

指名買いされる程の人気の素材です。



≪テンポスオリジナル“節あり突板”販売スタート≫



業務用家具メーカーは多数の突板を扱って

はいますが、「節あり」は天然木のため、

大きさや位置が均一ではありません。


そのため、メーカーにとっては取扱いにくいため、

導入されていないケースがほとんどです。


ただ、実際に使用する飲食店オーナー様の中には

「節ありが好き」という方も多く、テンポスでは

あえて節ありの突板を採用することになりました。


ちなみに、オーク突板になります。

ブラウン・ナチュラルの2色展開、

サイズも10mm単位で指定可能です。


販売は2月中旬ごろを予定しております。


乞うご期待ください!

[飲食店繁盛研究所]

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