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続編!飲食店の退店時の印象と満足度の関係とは?

2016年12月05日

前回の初頭効果の記事に引き続き、


今回は、続編!「親近効果」についてです。


前回記事「飲食店の入店時の印象と満足度の関係とは?」
↓↓↓↓



前回は、飲食店の入店時の対応が良いほど、もう一度来店したいという

お客様の欲求を高めるという事が分かりました。


これは、心理学の「初頭効果」にあたります。




しかし、初頭効果の反対、別れ際の対応が良いほど印象が良くなるという”親近効果”という心理作用もあります。



飲食店で言えば、電話対応・入店のご案内が初頭効果、

会計・退店のお見送りが親近効果にあたります。




テンポスで扱う「飲食店専門 覆面調査サービス」のデータより
入店時と退店時、そしてお店の満足度について調べてみました。


上の図は、40店の飲食店を展開する飲食店の覆面調査の結果です。



40店舗の内、再来店の評価が100%の店舗を抜粋し、

入店時と退店時の評価を比較しました。




結果を見てみると、


再来店意思の評価が高い店舗は、退店時の対応の評価が高いという事が分かります。



お会計のスムーズさ、退店時のお見送り、「ありがとうございました」の声掛けがどんなに大切かが分かります。



サーバーグランプリで優勝した
株式会社絶好調が運営する”ろばた焼き絶好調てっぺん”は
ビルの9階にあります。


入店時から本当に素敵な接客をされている
絶好調さんですが、
エレベーターの前で「ありがとうございました」と
お見送りをしたあと、

階段を猛ダッシュで降りていき
1階で、再度お見送りをしたという
話しを聞いたことがあります。


帰りの”まさか”のサプライズは、強く印象に残りますよね。



今回、退店時の対応が、お客様の”また来たい”に繋がることが分かりました。


もちろん、入店時の対応も大切です。

今回のリサーチでは、退店よりも入店時の評価は低い結果となりましたが、

他のお店よりも、気持ちの良いお出迎え、ご案内が出来れば、

競合店よりも、より良い印象を与えることが出来ると言えます。



今年の忘年会は、お出迎え・お見送りを見直してみてはいかがでしょうか?






[飲食店繁盛研究所]

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