2019年07月09日

上場予備軍「ビリオンクラブ」を発足(社内報vol.5)

あさくまに続く子会社上場を目指していく
上場予備軍「ビリオンクラブ」を発足

社内報vol.5(2019.6)を見る▶

―テンポスホールディングス
代表 森下篤史

 5月24日、長年の夢だった「あさくま」の上場が東京証券取引所から承認され、6月27日に上場致しました。誠に喜ばしい限りです。
そして、次にテンポスホールディングスの社長として目指すのは、あさくまに続く子会社上場です。今後5年間で少なくとも3社、ゆくゆくは5社を上場させたいと考えています。

子会社上場の目的の一つは、長年勤める従業員に報いるため

子会社上場を目指す理由の一つは、従業員の資産形成です。一般的に『創業者利益』と言われるような、上場して利益を得られるのは創業者や幹部社員だと捉えられる場合が非常に多いですが、テンポスは違います。
テンポスは、上場することによって、上場に関わる従業員、中でも、10年20年と長く勤めてきてくれた従業員やパートに上場する会社に投資する権利を与えていきます。対象は、雇用形態や営業成績に関わらず、勤続年数が長い人です。たとえ、会社や上司の言う事をきかないような、『困ったな~』と会社から思われるような従業員でも、何十年と務めてくれた従業員というのは、親兄弟と同じで、家族のような存在です。功績を挙げて頑張る人には報酬と地位で対価を支払います。一方で、功績を残すかどうかは別にして、会社に長く残ってくれている人には、1千万、2千万円と資産を作れるチャンスを作っていくためにも、上場をして、時価総額が500憶、1000億となるような会社を作っていきたいのです。

上場する目的その2

テンポスは経営理念に『ビジネスサイエンティスト』を掲げており、ビジネスにおける発明発見は自社のものではなく人類のものであり、得たノウハウや知識は社会に還元していくべきだと考えています。しかしテンポスというリサイクル会社が上場したくらいでは、世間は私たちの話に耳を傾けてはくれません。そのため、聞いてもらうために、権威をつけていかなければなりません。その仕掛けが子会社上場なのです。
1社や2社ではなく、4社も5社も上場すれば、世間の人はテンポスのビジネスの方法や戦術を知りたいと思うようになります。

上場を目指す「ビリオンクラブ」を作った

テンポスグループの中で、利益1億円を出す子会社、もしくは1億円超えを視野にいれている子会社が5社あります。キッチンテクノ、テンポス情報館、テンポスドットコム、テンポスバスターズ、プロフィット・ラボラトリーです。そこで、この5社を上場予備1軍として「ビリオンクラブ」を発足しました。5月からは、ビリオンクラブが集め、上場に向けた勉強会をスタートしました。今後は各子会社の幹部、人事、管理部が一体となって上場に向け準備を進めていきます。

森下篤史の亡き後の体制を作る

今までは、テンポスバスターズを世に売り出していくために、『森下篤史』としていろんなマスコミにも露出してきました。しかし、これからビリオンクラブを育てていくにあたり、子会社群の若い社長や事業責任者を経営者として1千億グループを創れるような人になってもらい、そして表舞台に立って意気に燃えて頑張る姿を発信していきたいと思います。
一方で、私自身は子会社を縁の下から支えていきます。そして、生涯の仕事として、新しく団塊の世代からそれ以前の世代の人に呼び掛け、「働く高齢者代表」としてその人達の先頭に立ちながら一緒に日本を作り上げていくような仕事をしたいと考えています。
今後、テンポスグループが発展していく中で、ビリオンクラブの資格を持つ会社が増えてくると思いますが、増えるほど上場の可能性は高くなり、さらに面白くなってくることでしょう。楽しみにしててください。