会社情報 事業概要 IR情報 採用情報 店舗一覧 グループ企業一覧 テンポス精神17ヶ条 お問い合わせ

テンポス精神十七ヶ条 〜新人編〜 


第1条 努力をすれば結果は出るが成果が出る訳ではない
(1)売り場を変えて商品の見せ方を変え、ずい分見栄えがよくなった。
(2)毎日30分掃除をするようにしたら店がきれいになった。
(3)POPの書き方を練習したので、上手になった。
この例は結果は明確であるが、どんな成果が出たかをつかんでいない。
商売は、結果を積み上げて成果に結びつける事である。
つまり、どんな努力をし、どんな結果を積み上げるかが大事で、
ただ一生懸命やっていればよい訳ではない。
社会人になって直面する事は、
自分の投入したエネルギーが成果につながる量であったか、
努力の方向が正しかったかを覚えていく事である。
上記例題の3つの行動の結果、
売上や利益が増えたかが成果であり、
売上も利益も増えなかった時"こんなに努力したのに"と思ったとしたら、
今後成功に近づく事はない。

第2条 「去年より頑張った仕事も出来る様になった昇給が楽しみだ」
IT通販会社インビスで画像の掲載が50件/日、時給1000円であった。
60件/日出来る様になった。では時給はいくらにするか。
「50件/日、1000円/時 → 60件/日、1200円/時」能率からだけみればこれで良い。
ところが、

インビス A社
50件/日 1000円/時 50件/日 1000円/時
60件/日 □円/時 75件/日 1200円

競争会社や業界の給料の変化がA社の様であったらインビスのパートは、
60 / 75×1200=960 となり、
インビスのパートの給料は1日10件、20%も効率が良くなったにも関わらず、給料は1000円→960円へ下がってしまう。
我々のいる世界は、自分がこんなに頑張ったか、わが社はこんなに頑張ったかで結果が出来るのではなく、他社はどうであったか、大きくいうと市場で評価されたかで結果が決まる。 その為に、仕事とは毎日・毎年、今までより「沢山 / 時間当たり」、「今までより良く(品質)」の2つを他社との比較をしながら追求し続けていかなければならない。 貴方のやっている仕事は、毎日もっと早く少ない時間で、もっと良くしろと言われ続ける。
仕事とはそういうものなんだ。この変化が大きい仕事を競争が激しいと言い、変化の小さい生産性の要求が少ない仕事を競争が少ないと言う。志の高い会社は生産性の要求は多くなる。こういう会社は強くて伸びていける。テンポスはこんな会社だから、そこで働く限りパートであれ高齢者であれ生産性の要求はいつでもある。 それが当たり前。それを市場の原理に従っていると言う。

職業の貴賎と給料の関係
閉店した飲食店の食器などはテンポス以外のリサイクル屋ではあまり売っていない。場所をとる割に売れ行きが悪く儲からないからだ。
閉店した店に行って、食器を引き上げて来なかったらその食器は踏んづけられて壊れてお終まい。お前が見つけて引上げてくれば店頭に並んでもう1回、皿の生命を蘇らせたと言える。つまり、お前の仕事は物に生命を与えている素晴らしく尊い仕事と言える。 心臓手術をした医者と全く同じだ。「じゃあなんで時給800円なんだよ。」
仕事は尊いが、食器を洗って並べる位の事は誰でも出来る。誰でも出来る様な仕事の時給800円は会社が決めるのではなく、業界の同程度の仕事にはいくら払えるかで決まる。 これを市場原理という。
給料を決める要素の大きいものに市場原理に左右されるという事がある。

第3条 すごいHP(ホームページ)が出来上がったのに新卒採用に失敗した理由。
新卒採用担当の福澤は、いままでのHPに手を加えて相当変えたつもりであった。
ただ、市場原理・競争原理の視点が欠けていた。HPを観る客(学生)は色々な会社のHPをみて比較して会社訪問している。客は毎日、多くの会社のHPをみているにも関わらず、福澤は自社のHPだけを見て作り変えた。
何時間、何時間もかけて自分が頑張った自己満足に終止していたのである。

あさくま(ステーキ店 28店 年商30億)の店長の過ち。
客はあさくまに来るまでにたくさんの他所店で食事をしている。それぞれの店の接客、価格、サービス、ボリューム、行きやすさ等、また自分の金の都合を考えながら毎日毎日比較をしているにも関わらず、あさくまの店長が自店を改革するのにどれだけ他所の店との比較をしているか。その上で改革のゴールを決めているか。

差別化・・・漠然とした競争相手、競争会社と差別化のつもり、つまり差別化と言う言葉を知っているだけで、実在の競合店舗との差別化をしないので差別化戦略がボヤケたものになる。
○○焼肉店に勝つ為には、その店の客単価、ランチ・ディナーの込み具合、そのさばき方、代表的メニューを写真に撮って店で作ってみて、弱み強みを考え、販促、割引、店員レベル、教育等、実在の店なら分析項目はいくらでもある。その中の重点項目を選び、今月はこの3点で勝つ。
これが差別化で、しかも第1競合店・第2競合店・第3競合店と比較し差別化をし、また相手だって毎月打つ手を変えてくる訳だからやる事は山程ある。にもかかわらず、全くの自己満足に終止し競合店名すら思いつかないで自店内だけの改革をしていたって客がつくはずがない。

第4条 営業を始めた人が覚えておく事。
テンポス店舗の山田から広告会社が14万まで値下げしてくれたので、OKの返事を出したいとの申し出があった。18万から値下げ交渉を繰り返しやっと14万にしてもらったので、これ以上の値下げは無理ですとの事。
本当にムリかどうかと言うと「本当にムリです。広告掲載の期限がありますので、今日返事をしないと相手に拒否されます。」 山田はぎりぎりの交渉をしてきたらしい。
山田よ、広告会社に伝えろ、「10万ならOKという返事をもらいました。当社は交渉する気はありませんので、10万でOKかNOか返答を下さい。」と。
その日の夕方、広告会社が「期限がないので、今返事をくれるなら12万まで下げます。」と言ってきた。「山田よ、お前は三時間前14万でなければムリですと言ってきたのに、三時間後は12万に下がったではないか。」
山田「12万でOKの返事をしていいですね。」
俺「10万ならOKしてもよいという返事をせよ。」
山田「期限がないので12万にすると言ってるんですよ。」
俺「それでは、10万ならやりますが、それ以上ならムリですと伝えろ。」
広告会社から「それでは受けられません」と返事が来た。
ところが翌朝、広告会社から返事が来た。10万でOKですとの事。

山田が覚えておく事、山田と広告会社の間では14万以下は本当にムリであった。山田が14万で発注しようと考えていたのが読まれていたからだ。逆に俺は、相手が注文を欲しくてしょうがない状態だと読んでいた。
要は相手が言った内容にとらわれないで、どんな腹で言ってるか判断しないと手玉にとられる。
絶対ムリですという結論を出すという事は、すべての可能性を試した後でなくては言えない。つまり今後一生、絶対ムリですなどという大それた言葉を軽く使うな。おバカな私にはムリとしか思えませんと言え。

第5条 みなさん、私は、こんな人間ですからね、よろしく。
我々は、一生かけて、私はこんな人間です、と言う観点で、自分をプロデュースしている。責任持って仕事をしよう、一生懸命やろう、山田先輩のようになろう、のようにそういった考え方がプロデュースと言える。
特に、新卒6ヶ月は、回りが注意して貴方をみている。
5月、ゴールデンウィーク明けの5月7日、出社日に高熱39度になってしまった。
どうやって休むか。親がTELしてくる社員もいる。妻がTELしてくる人もいる。本人が連絡して、医者の証明を後日提出する。これはスタンダード、これでよい。
いいか、よく聞け、責任とか、手続きに従って生きていて、どうやって自分をプロデュースするつもりだ!!
高熱でふらつく足どりで出社して、真っ赤な顔をして仕事を始めろ。
つらそうな感じを与えたらプロデュースは失敗。平気な顔をして仕事にとりかかれ、つらくても、おくびにも出さずに続けろ。安心していいのは、今の日本はヘナチョコばかりだから、その程度でも心配して「大丈夫?」と言ってくれる人がいる。たちまち回りから「そうだ、そうだ」、「いや大丈夫です。」と仕事を続ける。遂に、ヘナチョコ上司が出て、「帰れよ」と言ってくれる。やっとそこで言ってよい「では帰らせていただきます」と。
帰ったあと、みんなの気持ちの中にはあいつは頑張り屋だなあというイメージが作られる。
本人が連絡して、医者の証明を後日提出しても、休めば、あいつは新卒だから、ゴールデンウィークに遊び疲れて熱が出たよくある新卒というように、自分をプロデュースするか、頑張り屋という自分をプロデュースするか、このプロデュースの積み重ねが、貴方を信用のおける人か、頼りになる人かを作る。信用、信頼は回りが決める。プロデュースに従った日々の積み重ねだぜ。
毎日を大事にしろよ!!

第6条 志!!
社員に「この10年で貴方は何のプロになりましたか?」と訊ねても、答えられる人は少ない。怠け者に訊ねた訳ではない。店長、エリアマネージャーに聞いても答えられない。
靴みがきを一生懸命10年やると靴が作れるようになるか?看護婦を10年やってて、立派な婦長さんになれても、医者にはなれない。3日歩き続ければ富士山に登れるか?すべてNOである。
毎日一生懸命生きていても、何になるものではない。
努力の方向を決めるものが"志"である。"志"は高らかにうたい上げろ。現実的なものは"志"とは言わない。
"志"はゴールの積み重ねで達成する。
「日本一の剣士になる」すばらしい"志"である。
毎日1,000回以上の素振りを続けて1年過ごした人と、同じ素振りをした上に、月1回、
満月の晩に池に映った月を真剣で切ってみて、水面のゆれを見て「まだまだだなぁ」と
素振りを続けた人とでは、1年たった時はどちらが上達しているかは自明の理。
月を切って水のゆれを見ては素振りを繰り返していた人には毎月の明確なゴールがあった。
貴方を本物に仕上げるものは「"志"とゴールの積み重ね」