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たこ焼きの思い出いっぱい

2016年10月25日

たこ焼き器各種ございます。



  おはようございます。
 たこ焼きについてもう一つ思い出があります。

 私が10歳ぐらいの時私の家の近くに市場がありました。
 もう一つ少し離れたところにも市場がありましたが、

 そっちは少し値段が高めで子供ながらに上品でした。
 私は母親についてよく買い物に行きました。

 4、5回に1回その離れたところに行くのです。
 今思えば財布が暖かかった時だったのかなと思います。 

 そこに小さな屋台のたこ焼き屋さんがありました。
 そのころで70歳前後じゃなかったかなと思います。

 おばあさんなんですが、たこ焼きを頼むと作ってくれるのですが
 とにかく粉がずいぶん薄くて、なおかつたこ焼きの中にだし汁の
 ようなものを入れるのです。

 だから薄いうえにまだ薄くなるのですがそれでもなぜか
 うまく焼けるのです。固まって丸くなるのです。

 口に入れるとカリッとしていますが、仲は柔らかくておいしいのです。
 連れて行ってもらうとよく買ってもらいました。その時の母親の
 笑顔は今でも浮かびます。

 時は変わって現代、息子や娘は40歳を越えました。年に数回孫を含めて
 みんな集まりますが孫用にたこ焼きを用意したことがありました。

 息子たちは私の影響かちょっとしたしょうもないことに興味を示します。
 私が例の薄い粉のたこ焼きの話をしたら、極限までやってみようという
 事になりそれぞれ薄い粉を作って焼き始めました。

 私の番で極限に挑戦すると豪語しています
 もはや粉はどろっとした範囲を越えてしゃぶしゃぶどころか
 サラサラ状態です。鉄板に流し込むと勢いよく煮立っています。

 それでもよくしたもので時間の経過とともに被膜ができ少しづつ
 固まっていきます。でも基本的にずるずるですので形は
 触れば触るほど変形していきます。

 ようやく何とか外側が焼けたものを口に入れましたがその瞬間
 被膜が破れて口の中においしさが広がる、ではなく煮えたぎった

 汁が流れ出て我慢が出来ずに口からよだれとともに飛び出しました。
 「熱っつー」涙と、よだれと爆笑する息子たちの顔がにじんで見えた
 幸せなひと時でした。

 あらためてあの時のおばあちゃんに思いを馳せました。
 そして母親の笑顔も浮かんできました。

 たこ焼きって思い出の食べ物なんですね。
 ご案内は天 保須男(てん ぽすお)でした。




住所:兵庫県西宮市今津社前町1-5 テンポス西宮店
電話:0798-38-0319
mail:nishinomiya@tenpos.co.jp
営業時間:10:00~20:00
定休日:年中無休(年末年始のぞく)











[西宮店]

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西宮店

  
営業時間 10:00~20:00
住所 〒663-8229
兵庫県西宮市今津社前町1-5
電話番号 0798-38-0319
FAX番号 0798-38-5119
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